ネットワーク型組織を作るために必要なもの。
昨日、寝る前に「ヒトデはクモよりなぜ強い」という本を眺めていました。
- 作者: オリ・ブラフマン/ロッド・A・ベックストローム,糸井恵
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2007/08/30
- メディア: 単行本
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これを見て以前本屋で立ち読みした
「成功するのに目標はいらない!」
成功するのに目標はいらない!―人生を劇的に変える「自分軸」の見つけ方
- 作者: 平本相武
- 出版社/メーカー: こう書房
- 発売日: 2007/07
- メディア: 単行本
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という本の内容を思い出しました。
ネットワーク型組織とピラミッド型組織の違いは
行動原理がビジョン志向か価値観志向の違いなのではないかと思います。
ピラミッド型の典型は従来からある企業などを思い浮かべると分かりやすいと思います。
これらは、事業の意義やビジョンを掲げてそれに向かって動きます。
したがって、その中にいる個々人の価値観と言うのはあまり反映されません。
なぜなら、ピラミッド型の組織の目的はビジョンの達成にあるわけですから。
一方で、
ネットワーク型組織の典型はアルカイダなどの組織になるかと思います。
これらは、その組織の人たちが持つ価値観に従って動きます。
ちなみにアルカイダの共通価値観はイスラム教ですよね。
なので、その組織の目的はイスラム教的価値観の実践になると思います。
といった具合に、
ネットワーク型、ピラミッド型というのは行動原理が違います。
で、最近はネットワーク型の組織に注目が集まっていて、
自分たちもネットワーク型の組織を作るべきだとかいう話も聴きますが、
こうやって双方の違いを考えてみると、
ネットワーク型の組織を作りたいというときには
その組織が目指すべきビジョンを立てるより、
その組織の中にいる人たちが共有すべき価値観を形成することが重要なんじゃないかと思います。
そうすれば、自然発生的にネットワークが形成されていくような気がします。
そのうちネットワーク型の組織も、形成プロセスなんかがより明確になっていくんでしょうねぇ。