本を所有するという話がある中で、本を無料でばら撒く人がいる。
最近、本を買うべきか否かが話題にあがることがあります。
本を所有することの経済的異議
僕も極力、本は買うようにしています。
というのも僕の場合、
大事なところを曲げたり線引いたりしないと頭に入らないので、借りたりできないのです。
また、本を所有していることで、本の表紙を見るだけで内容を思い出すことができるので、
外部記憶の役割も果たしているような気がします。
まったく話し変わるんですが、
そんな中、本を無料で配っちゃう人がいます。
それはプレジデントビジョンというメールを配信している
ライブレボリューションという会社の社長さんが書いた本なのですが、
なんと、全文をPDFにて配信しております。
以前、37signalsのgetting real*1を買ってダウンロードしたことがあったんですけど、
やっぱり、本になってる方がいいんですよね。
大体、プリントするのにお金かかるし、
普通の紙だったら持ち運びに不便するし、
電子データのままだと飛ばし読みしづらいし。。。などなど。
さっき言った僕みたいな読み方する人も多いので、
本当にいい本だったら手間を惜しんで買う人多いのではないでしょうか。
結局何がいいたいかと言うと、
本を無料配布しても元を取れるんじゃないかと言うこと。
それに、この本の無料配布は広告費として考えれば、そんなに高くないはず。
だってこうして、黙っても宣伝する人が現れるんですからね。
ざっくりとコストを計算しても
1575円(1冊)× 50%(大雑把な原価率) × 10000(初回発行部数) = 7,875,000円
かかるわけですが、
1万人+α(無料PDF読者)が自社の営業マンになってくれる方法としてはなかなか上出来なのではないでしょうか??
もともとプレジデントビジョンは18万人の読者がいるし
その中の5%が本を購入したとしても9000人
また、5000冊は自社で購入して、就活を受けにきた学生などにあげるとのこと。
9000人がAmazonや本屋で一斉に買いだせば、ランキングの上位に上がるでしょう。
また、初回は1万冊に対して、潜在読者が14000人(プレビの読者の買うと思われる9000人+自社を受ける学生にあげる分*2)いるので、
増刷をする必要がありますから、書店での注目度も上がります。
そうすると、それを見た人がさらに購入する。
そして、プレジデントビジョンの読者数も増える。
上手く行けばウハウハですね。
おそらくそんなことはあまり考えずに純粋な気持ちで無料配布にされたのだとは思いますが、、、
これからは無料PDF配布マーケティングなんかが流行るかもしれませんね。