ダムる。

あ、ちょっと長いです。
概要を書くと、
いろんなものがぼろぼろ出て行く生活をしてるので、大切にしたいと思い、
ダム的な生活を送りたいと思うんだけど、どうしたらいいのかということで、
本に書いてあった、抽象的な思考を用いてどのようにすべきか考えてみた。
ってことを書いてます。



Lifehacking.jpで紹介されていた*1
「思考の整理学」という本を読んだのですが、
なかなかいい本でした。


アナロジーやセレンディピディなど、茂木さんを思わせるかのような言葉が出てきたり、
能動的に思考し、行動する人間を飛行機人間、
それに対し、受動的な人間をグライダー人間
と例えて、飛行機人間になる為の思考法などを、軽妙なタッチで書き綴っています。


で、飛行機人間の考えが梅田さんの主張と似てて、
なんか茂木さんと梅田さんの本を足して2で割った感じの本だと感じました。


で、この本では、
物事の抽象度を引き上げて考えることの重要性を説いています。


ある単純な事象から本質を抽出することによって、
ほかの複雑な問題がシンプルになることってありますよね。



で、話は飛びますが、
最近、松下幸之助さんの「道をひらく」という本を読んでいました。


松下さんの話には、
たとえ話がよく出てきます。

ダムの心得(P.268)

 雨が降る。山に降る。降った雨は地にしみこみ、谷水となり、。。。(中略)
そこでダムを考える。流しっ放しをせきとめて、せきとめ溜めたその水を有効に使う。ゆとりをもって適時適切に放出する。人間の知恵の進歩であろう。
 川にダムが必要なように、暮らしにもダムがほしい。物心ともにダムがほしい。ダラダラと流れっ放し、使いっ放しの暮らしでは、まことに知恵のない話。。。(以下略)


このように、
成功している人たちは、物事を抽象化する能力が高かったのではないかと思います。


で、ここからが書きたかったことだったのですが、


ダム的考えに関して、


僕の場合は、人やイベントなどは絶えず、入っては出て行っているような気がします。
お金に至っては出て行くばっかり(泣)ダムなんてないような感じです。。。


ただ、今のところうまく行ってる(様に見える)のは、

プールしてる量(ほぼゼロ) + 入ってくる量 − 出て行く量 = 残ったもの


残ったもの >  0

という関係になってるからなんじゃないかと思います。。


ダムで例えるのなら、更地に洪水によって大量に水は入ってくるんだけど、
それと同様に大量に水が出て行ってるって感じ。
とりあえず、水はあるんだけどねぇ。。。て状態。


なんかこのままでは色んなものを失ってしまいそうで怖くなったりもします。



こういうとき抽象的に考えるとどうなるんだろう?


ダム = ストックできるしくみ
水  = ヒト、ジョウホウ、モノ、カネ、ジカン、コト(チャンス)


水というものを何として捉えるかにもよると思いますが、
ぱっと思いつくのはこんなものでしょうか?


水それぞれのダムとは何になるのでしょうか?


ヒト    → SNS、アドレス帳で管理、まめに連絡を取る、会う、年賀状?
ジョウホウ → メモ取る、スクラップブックを作る、ブログに書く、本棚?
モノ    → 倉庫に置く?、預ける
カネ    → 銀行に預ける、証券化する、金に換える?
コト    → 定期的にアクションを起す、プロジェクト管理をする?


こんな感じ?


で、今の状態をカイゼンするにはどうすればいいのだろう?


ダムに水が大量に入ってくる状態をカイゼンするには
→水を処理できる量まで入れないようにする
→水が入るのが少なくなるまで辛抱する


ダムから水が大量に出て行ってしまう状態をカイゼンするには
→ダムを作る
→ダムの容量を大きくする
→他のダムに水を移す


水の種類においては、
大量に入るどころか欠乏しているものがあるので、
例えば、ダムに水がない状態をどうするかなんて仮定してやる必要があるかも。


上記の状態の対策をそれぞれ要素別に挙げていったら、
具体的な方法が見えてきそうな気がします。


まぁ、長くなるので書かないけど。。。



まぁとにかく、いろんなものを大切にしたいなぁ。



道をひらく

道をひらく

思考の整理学 (ちくま文庫)

思考の整理学 (ちくま文庫)

*1:http://lifehacking.jp/2007/12/in-sanfrancisco/