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努力の証

第八代国連事務総長である潘基文さんの半生を綴ったものです。
もともとは韓国の田舎の農村で生まれ育ち、ひたむきに努力を続け、外交官、そしてアジア人初の国連事務総長になったという話。
韓国語から日本語に訳してあるせいか、表現が過剰なのではないか??的な部分も見られましたが、読み進めるうちにその過剰さが気持ち良くなったりします笑


帯のタイトルに
「日本人が忘れた謙虚さと努力」
と書いてあったのですが、今の日本においては、この本を読んでも共感できる人は少ないのかもしれません。似たような境遇にいる人自体いないと思うし、謙虚さと努力というものよりも、いかに効率的にするか、自己を主張していくかということの方に目が向いているような気がします。
僕は「謙虚」とか「努力」と言った言葉が大好きな人間なんで、読みながら燃えていましたが。。。。


「常に最善を尽くす」


特に印象に残った言葉。
自らのキャリアを創っていくというと、普通は自分の意志によって切り開いていくというイメージがあると思うのですが、潘基文さんの場合には様々な外的要因によってキャリアが意図しない方向へドリフトしていきます。そのようなときにも潘さんは周りのことを優先し、自分を犠牲にする選択を取り、選択した環境で常に最善を尽くし続けることによって、結果的に高みに進んでいくのが印象的でした。ポジティブというものを越えて、使命に近いような利他的な面も感じます。
ただ、最善を尽くす具合が半端じゃなくて、一日2〜3時間しか寝ずに勉強していたせいで、体調を心配した奥さんが勉強をやめさせるように潘さんの妹に連絡を取ったり、インドに出張中、腸チフスにかかりながらも倒れるまで仕事を続けるなど、まぁすさまじいです。


僕の場合、キャリアの選択の際には、どうしても犠牲になるものがあると考えるところがあって(家族、友達etc..)その犠牲と自分の選択との間でいつも揺れ動いてしまうのですが、今後選択をしなければならないときにどのように判断し、どう行動していけばよいかの一つの解を得た気がします。まぁ、万人が同じことしてハッピーになるかというと別だと思いますが。。。ご利用は計画的に。



潘基文さんの100分の1でいいから最善を尽くしてみよう。

努力の証―第八代国連事務総長 潘基文物語

努力の証―第八代国連事務総長 潘基文物語